その契約書で大丈夫?本当にあった怖い業務委託契約書

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その契約書で大丈夫?本当にあった怖い業務委託契約書

契約書に押印するということは、「内容に合意」つまり「書いてあることを約束した!」という行為です。
契約書が存在する理由、それは一種の保険であるといって良いかもしれません。
「だれが、なにを、いつまでに、どのように」簡単に言えば、これらを明確にすることが大事なポイントになります。

本題の前に・・・本当にあった怖い商談

その昔、フリーランスをやっていたとき、本当に私があった話で、お付き合いの長いクライアントさんから・・・

Aさん「デザインも古臭くなってきたし、リニューアルしたいなあ」

私「ありがとうございます!ぜひよろしくお願いいたします。」

Aさん「リニューアルしよう!せっかくだから、うちのグッズとかチラシとかも作ろうよ!」

私「ええっ!ぜひやりましょう!ありがとうございます!で、費用は・・・」

Aさん「うちが儲かったら、雇ってあげるってのはどう?プロデュースは僕がやるから、これで名前が売れたら●●くんも儲かるよ、きっと!」

私「えっと・・・。」

フリーランスの人とかにはよくある話ではないでしょうか?

契約のポイントを覚えて“損”は絶対にない!

さて、本題うつりましょう。業務委託契約というのは、法的な書式の決まりごとは特に定めがなく、内容を自由に決めることができ、使い勝手がよいという利点が依頼者側にはあります。
つまり言ってしまうと、依頼者側は「自身の利益のあるように自由に契約を書くことが可能」ということです。

なので内容は本当に様々ですが、最低でも「業務概要」「業務範囲(スコープ)」「対価」「成果物の権利帰属」この4つを確認し、理解および合意するようにすべきです。

ちゃんと理解しないと何が起こるか?

契約というのは本当にとっつきにくいかもしれません。
特にフリーランスをやっているような人に覚えておいてほしいのは、「法律というのは、弱者の味方ではない」という点です。

さきほど、「自身の利益のあるように自由に契約を書くことが可能」と申し上げたのでは、下記のような例があるためです。

  • プロジェクトが遅延した場合、甲乙ともに互いの努力の上、万が一損害が出た場合は、いかなる理由であっても乙がその責任を負う。
  • 乙は甲の指示に従い、成果物に不備があった場合は契約期間問わず、速やかに変更する
  • 知的財産権はすべて甲に帰属する

なんとなく最もらしく書いてあるのですが、上記は相互協力的でないことがわかります。(たまに本当にうまい文言でこういうニュアンスを含めて来る方もいらっしゃいます・・・。)

契約は仕事の基礎中の基礎!

ウェブ業界にいる人、ましてやフリーランスでご活躍されている方であれば、
絶対に読んでおいてほしい本があります。

IT弁護士で有名な藤井総さんの著書です。

「想定していなかった追加作業が発生した」
「納品の認識がまちまち」
「着手金がない」
「そもそも書面で契約しない」

ウェブ業界では、どうしても受注者の立場が弱く、こうしたさまざまな業界慣習に根ざした契約トラブルが後を絶ちません。

これからの時代、特にこうした契約についての知識を身につけることは必須といっても過言ではないかもしれません。

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