iPhone7・Apple Payの発売で危機感を感じたこと

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iPhone7・Apple Payの発売で危機感を感じたこと

iPhone7が2016年9月16日から発売されました。

皆さんご存知の通り、ほぼ「日本基準」といっても良いぐらい、
FeliCa(Suica)に防水、解像度の高いカメラ、
そして、発表ではスーパーマリオに、ポケモンと、
完全に日本向けに製品を開発したといっても過言ではなさそうです。

国際基準を裏切ったアップルの決断。

iPhone7の最大の特徴といっても過言ではないのは、ソニーが開発した非接触型ICカードのFeliCa(Type F)を
採用したことにあります。

非接触ICチップのNFCには、国際規格としてNFC Type A、Type B、Type Fの三種類があり、
このうち、Type FはFeliCaであり、国際的に、つまりグローバルのモデルでは
Type A/Bの2種類しか搭載しないことが一般的です。

今回AppleがiPhoneにその「FeliCa(Type F)」を採用した(日本の電子マネーである、JR東日本の「Suica(スイカ)」使うことが可能)ということは、
その「マイナー」な規格にAppleが対応したということです。

世界と日本を比べる、iOSのシェア

スマートフォンの普及率をみてみると、世界ではほぼAndroidが独占のようです。

スマートフォンのOSシェア参考:https://www.statista.com/chart/4112/smartphone-platform-market-share/

日本のiOSのシェアは実はそこまで大きくない?

今度は、最新のデータで各国におけるOSのシェアを比較してみたいと思います。
日本市場においては、iOSはシェア34.1%で、アメリカの31.3%、イギリスの38.0%、
中国の14.3%、オーストラリアの35.2%とシェアはそこまで変わりません。
ただ、ここで忘れてはならないのが2014年12月時点の数字で、日本は、iOSが60.2%のシェアだったという事実です。この時期何が起こっていたかというと、2014年9月にiPhone6が発売されたことに伴う数字です。

iOSの日本におけるシェア

参考:https://www.kantarworldpanel.com/global/smartphone-os-market-share/intro

画像は、左が2016年1月時点の数字、ここでも50.3%と高い水準です。

Appleが日本に照準を合わせたのは、課金率か

課金といえば、スマートフォンのゲームを思い浮かべる人も多いと思います。
アメリカの調査会社EEDARが公表した「モバイルゲーム市場の統計データ」によると、
2015年のモバイルゲーム市場規模は世界で250億ドルに増加しました。

モバイルゲーム市場規模

参考:https://www.eedar.com/free-reports

市場規模のトップは北米の54.1億ドル、続いて日本が51.6億ドル、中国が50.1億ドル、韓国が13.7億ドルになっています。
つまり、世界市場(約250億ドル)のおよそ5分の1を占めていることになります。

日本の人口(約1.3億)は、中国(約14億)の約10分の1、アメリカ(約3億)の約3分の1にもかかわらず、
モバイルゲームの市場規模では、2位となっているのが興味深いところです。

Appleは日本の金融市場をも取り囲もうとしている?

ここが一番の違和感となったポイントです。
その昔、iTunes Store、App Storeを立ち上げた時と同じような衝撃が走りました。

つまり、金融機関のネットワークを根こそぎ「iPhone」を通して行えるように
しようと考えている可能性をみています。

従来、日本の金融機関は、個社ごとにカードを発行し、それを通じて、
決済ができるようになっていました。

インターネットが普及、そしてスマートフォンが普及し、
写真も音楽も書籍も1つのデバイスに1つにまとめる。
そして、決済も1つのデバイス経由でできるようになる。
それもiPhoneで。

これは、iTunesやApp Storeが出てきたときと同じぐらいの衝撃ではないでしょうか。

狙われた日本に対する危機感

iPhone7といいますか、Appleに対する危機感に近いものなのですが、
「便利になる世界」は理解できるものの、「日本はこのままで本当に大丈夫なの?」という
危機感がぬぐえません。

話が飛躍しますが、SHARPの経営再建にみるように日本のお家芸であった
「プロダクトファースト」が最早通用しなくなってきている気がします。

「Think Different」、今こそ日本企業全体がこの言葉を体現しないと…と
勝手ながら、考えています。

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